エコミ―ティング(自然環境配慮)

どんな生き物が見つかるかな? 浚渫の現場で生き物保護!

今回は愛知県の〇〇川の“浚渫“の現場で生き物の調査をしてきましたよ~

突然ですが、皆さん『浚渫(しゅんせつ)』ってご存知でしょうか?

“浚渫”とは、『水深を深くするため、川底をさらって土砂を取り除くこと』を言います。
これにより、川の流量が確保され、洪水のリスクが低減したり、大きな船が安全に航行できるようになります。

現場はこんな感じ。作業は台船の上で行われています。


バックホウで土砂を掘削して、台船のピットの中に溜めていきます。
溜まった土砂は、陸に上げてセメントと混ぜて改良土として活用されます。


でも、ちょっと待てヨ。
川の土砂の中には生き物がきっといるはず!

生き物がいたとしたら、このままでは死んでしまいます!
救助しなくては!?
ということで、ピットの中を調査スタート!!


すると・・・こんな大きな二枚貝がゴロゴロ出てきました~!!!


この二枚貝は『ヌマガイ』という淡水性の貝で、全国的に数が激減しています。
生態系の中では、タナゴの産卵床、水質浄化の働きをするとっても重要な生き物なんです!!

そんなヌマガイが8匹も! しかも大きいものでは16センチ!
一緒に調査してくれた現場担当者の竹入君と比べてもこの大きさ!でか~い!


さらに調査を続けていると・・・
土砂の中からにょろにょろと細長い生き物が!?

出ました~!! 夏のこの時期重宝される『ニホンウナギ』!!
ニホンウナギは、乱獲や密猟生息場所の減少外来種による捕食などの影響によって
世界的に数が激減しており、日本では“絶滅危惧ⅠB類“に指定されています。


そんな貴重なニホンウナギが3匹も土砂の中から救助できました♪
大きいものでは40cm近く。蒲焼きにぴったりなサイズですね!


食べたい気持ちをグッとこらえて、今回はリリース!!
少しでも数が増えてくれることに期待です♪

工事範囲外の安全な場所にヌマガイと一緒に放流しました!
元気に暮らせよ~。


今回の調査では、たくさんの貴重な命を救うことができました!

探してみると意外に生き物っているもんですね~

これからも生き物を守るために、目を光らせていきます!!