エコミ―ティング(自然環境配慮)

ばっちり保護してきました!

ある日、現場から
『工事で水路の水を全部抜くから、生きものを助けるの手伝って~!!』
と連絡がありました!
(なんだか某池の水を抜く番組みたいな始まりですが…)

お任せあれ!生きもの『保護』には自信があります!!

なんといっても今年は、日本自然保護協会さんが主催の
日本自然保護大賞2020』保護実践部門で“大賞”を授賞したんですから!

その時の記事がコチラ↓↓↓
https://www.kato-kensetu.co.jp/company/environment/site/eco0367.html

よ~し、じゃんじゃん保護するぞ~!
まずは水抜き。この時も、生きものへの配慮は忘れませんよ~

生きものが水中ポンプに吸い込まれて死んでしまわないように
ポンプを『メッシュシート』で囲ったり、手前に『四つ手網』を設置して対策しましたよ!
これがすご~く大事!


そうこうしてるうちに水が抜けました。


おお!水面にはすごい数の魚たち!
早く助けないと!!


たも網を使って捕まえていきます。
しかし、泥のせいで歩きにくくて大変。明日は確実に筋肉痛だぁ~



取れた生きものはその場で同定していきます。
う~ん、これは何かな~??


こんな生きものが見つかりました!
絶滅危惧種を含め多くの種類の生きものが確認できました!



必死に保護したおかげで、だんだんと生きものの影が薄くなってきました!
よ~しあとちょっと!頑張るぞ~!

と、安心したのもつかの間。

あれ~ここにまだたくさんいるぞ~
それは、水路の中に設置してある仮設管の中。どうやら取り残されてしまった様子。

これは見過ごせない!!


何か効率よく保護する方法はないかな~??
そうだ! 上流から水を送って生きものを押し流し、下流でキャッチしよう!


おっ!魚たちが流れてきます。
作戦成功♪たも網をかまえて置くだけで次々生きものが入ります!


管の中もばっちり保護したところで、
最後に取れた生きものを安全な場所に放流してミッション完了~


今回もたくさんの生きものを保護することができました!
めでたしめでたし~

~おまけ~
水を抜いた後の水路にまるで『キャタピラー』が通ったような跡が!?
これは一体なんだろう??


正解は“カメ”が歩いた跡なんです!よく見ると肢としっぽの跡が見えます。

つまり、この足跡をたどっていくと…
ほ~ら、やっぱりいた!クサガメです!


こういったフィールドサインからもそこに生息する生きものが分かったりします。
皆さんも探してみましょう!