ホーム > キッズなんでもQ&Aコーナー > ビオト(自然) > 海の水はどうしてしょっぱいの?
なかなかスルドイしつもんだね!
こういうことなんだ!
海に行って泳いだときに、誰でも一度や二度は海水を飲み込んだことがあるんじゃないかな?そのとき海水がしょっぱくて吐き出したでしょ。
海水には、塩素イオンやナトリウムイオンをはじめとして、天然にある92の元素の全てが溶け込んでて、これがしょっぱさの原因となっているんだ。
ちなみに地球が誕生した今から約45億年まえの海水は酸っぱい味だったみたいなんだ。地球の誕生当時は、地球自体から吹き出した多量のガスの中には水素、水蒸気、塩素が含まれていたみたい。そして、地球の温度が下がりだすと空中にさまよっていた水蒸気は水になって、地上に雨となって降りそそぎ、地下に浸透した水は温泉のようにお湯となって地上に吹き出してきたんだ。その繰り返しを何千年も続けている間に海ができたんだって。地球の中から吹き出た塩素ガスは水に溶けやすく、雨と一緒になって海に溶け込み塩酸となり、強い酸性を示すようになり、酸っぱい味になったんだ。塩酸の海は、長い年月を経て、海中の岩石の中の鉄やカルシウムなどを溶かし込み、徐々に海の水は酸性から中性に変化して現在のような海になったんだってさ。
引用文献:技報堂出版「海のはなしII」
Copyright © 2009 KATO CONSTRUCTION CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.