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多摩川で野草保護に挑戦!

今回は、多摩川の浚渫工事の現場での活動を紹介します。

多摩川といえば、近年水質が改善されアユの遡上も多くなっているとか。
水際の植生も豊かで都市部において、かけがえのない環境となっていることが伺えます。

こちらの現場では、流域内に東京都で絶滅危惧種に指定される“カワラケツメイ”が生えており、 地域の環境保護団体様より「守ってあげて欲しい」と事前にご相談がありました。

カワラケツメイの生えている場所を確認すると、工事用道路予定地のすぐ脇!
このままではマズい!!
何としても保護したい!!

そこで、カワラケツメイが種をつける10月まで待って、種子採取と移設を行った後、本格的な工事を進める事を提案しました。


カワラケツメイとは・・・

  • マメ科
  • 一年草~多年草
  • 花期:8~9月
  • 生育場所:河原、道端、土手
  • 分布:本州・四国・九州
  • 特徴:10月頃の天気の良い日に、弾けて種子を弾き飛ばす。草丈は30~60cm、花は4~5mmほどの小花。健康茶(かわらけつめい茶)として一般的に飲用されている。
  • 名前の由来:河原に生える「決明」(エビスグサの漢名)の仲間であるため

当日はあいにくの雨。
この日は総勢9名のメンバーが集まりました。

最初に採取するエリアをみんなで確認。
(ふむふむ、けっこうエリアが広いね。)

これは長丁場になりそうだ!
気合を入れて種取りスタート!
こちらが種を取る場所です(テープでマーキング)。
よく見ると結構たくさん生えているんです。

メンバーで手分けして採取していきます。

他の草と一緒に生えていますが、
葉っぱが特徴的なのですぐに見分けがつきます。

さやが黒くなっているのが取り頃です。
やはりマメ科なだけあってエンドウ豆のような見た目ですね。

さやを割ってみると・・・
茶色い豆が入っていますよ!!しかも交互になってます。面白い!

新鮮な株については“移植”も行いました。

移植先で元気に育ってくれると嬉しいです♪
10月の雨、さすがに体にこたえます・・・。(そろそろ限界)
予定してたエリアの種を全て取り終えたので本日はここまで!
これだけ取れました!やったぜ☆!

採取した種は雨に濡れてしっとり。
このままではカビてしまうため、現場事務所で乾燥させます。

紙の上に重ならないように広げます!
↓フシギな空間ですが現場事務所内です・・・(笑

乾燥してくると、さやがはじけてマメが勝手に飛び出します!
パチパチ音も聞こえますよ。

こちらがマメだけの状態。
さやがなくなった分、ボリュームは減りましたがそれでもたくさん!

どれだけの重量か気になったので測ってみました。

結果は、、、じゃじゃーん 144.7g!!

粒数に換算すると、、、1gで大体160粒だったので・・・
およそ25600粒

おおっ!頑張った甲斐がありました!!
こちらの種は工事完了後に工事現場に播こうと思います!!

他にもこんなこともしてます!
工事範囲ではありませんが、カワラケツメイが踏まれないように“オレンジネット”で囲って注意喚起。
大事ですね~。

今回はカワラケツメイの繁茂が事前にわかっていたため、しっかりと対応することができました。
やっぱり工事現場の環境を事前に把握することって大切ですね!

カワラケツメイがこれからもずっと多摩川で育ち続けてくれることを願います。

おしまい。

作成者:伴 拓哉

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