施工事例
狭隘な現場における液状化対策
施工事例
EXAMPLES
DATA
工事名 | 某工場液状化対策工事 |
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改良土量 | 23,000m3 |
工事場所 | 茨城県 |
アピールポイント

沿岸地域にある工場にとって、地震に伴う液状化は非常に重要な問題である。特に供用しながらの液状化対策を実施する場合には、狭隘なスペースでの施工を余儀なくされる。 新たに開発した角度可変ブラケットを装備したパワーブレンダーにより、作業スペースと改良体配置から任意の角度に設定し、地盤改良を実施する。このブラケットを用いることで作業スペースは最低5m程度の範囲となり、従来では不可能であった作業スペースにおいても液状化対策が可能となった。
現場の声・エピソード
- Q: この現場の感想を一言お願いします。
- A: 最初に現場を見た時は、愕然としました。高さ5mの配管ラックが点在し、狭所で建屋が隣接し、さらに工場を稼働させながらの施工となるということで本当にやれるのかと思いました。そんな不安な中スタートしたのですが、元請さん、作業員の人たちと日々綿密な打ち合わせをし、一つずつ困難をクリアしていくことができ、現場に携わる全員が竣工に向けて一体となっているとすごく感じた現場でした。
- Q: この工事でのアピールポイントは?
- A:
上空制限、狭隘な場所でも可変ブラケットによる15°パラレル施工・縦型回転レベル計やレーザーバリアを使用することで、安全で品質の高い施工が実証出来たと言うことです。
- Q: それでは苦労した点は?
- A: 上空制限、狭隘な場所であるため、本施工の際はもちろん、鉄板移動や重機移動等の準備段階でも接触事故が無い様に常に気を配りました。あと、建屋とも近接するので飛散養生や清掃にも気を遣いました。

角度可変ブラケットを装備した施工イメージ図

縦型回転式レーザーレベルを用い、
トレンチャ(地盤撹拌機)の
通り管理を行うことで、施工範囲を的確に把握することが出来た。

レーザーバリア使用イメージ図