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カトケンビオトープ『ピンチ!赤い奴らからビオトープを守れ』

10月、気温も30℃を下回り、過ごしやすい季節がやってきました。
セミたちの声もいつの間にか聞こえなくなり、秋が迫っているのを感じます。

今年は、初夏から夏の終盤にかけて、カトケンビオトープで「赤い生き物」の増加が目立ちました。
赤く派手な生き物って外来種が多いですよね。日本の生き物は少し地味で、どこか奥ゆかしい感じのものが多い印象です。

今回はその赤い生き物たちの報告です。

まずは、新たな侵入者のニュースです。
「シンジュ」の木を伐採していると、なにやらド派手な昆虫を発見!!なんだコイツ!!

こちらは、「シタベニハゴロモ」というカメムシ目の昆虫です。
原産地は中国、台湾、インド、ベトナムで、2009年に石川県で初めて発見され、最近では中部、近畿、中国地方にも分布を広げているようです。

ブドウ、ナシ、ウメ、リンゴなどの樹木の汁を吸い、木を弱らせてしまうため、生態系だけでなく、人間にとっても脅威の存在です。

実は6月には幼虫がシンジュの木で見つかっていました。
幼虫の頃から派手な見た目をしています。成虫よりも幼虫の方がカメムシ感ありますね。

さて、お次の赤い生き物は「アカボシゴマダラ」です。
特定外来生物に指定されている、こちらも中国、台湾、ベトナムなどに広く分布する外来種です。
後翅の縁に鮮やかな赤い斑紋が特徴的です。

数年前からカトケンビオトープでも確認されるようになりましたが、今年は特に多く確認されました。
トータルで10匹以上は捕獲したと思います。増えすぎですって(´;ω;`)

幼虫の食草であるエノキがたくさん生えているため、数を増やしていると推察されます(ため息)。

そして、カトケンビオトープで一番赤く、一番厄介なのが、ご存じ「アメリカザリガニ」です。
2023年に条件付特定外来生物に指定され、以前よりもさらに存在が危険視されるようになりました。


今年は5月からウシガエル駆除強化月間として、徹底的な駆除活動を行いました。
カトケンビオトープ『ウシガエル駆除強化月間』 | 株式会社加藤建設

そのおかげで、例年よりウシガエルの個体数は減少しましたが・・・!
一方でアメリカザリガニの数が爆増してしまいました!!

皮肉なことに、ウシガエルがアメリカザリガニを食べていたことで、数を抑え込んでいたようです。
そのため、天敵であるウシガエルを駆除したことで、アメリカザリガニは捕食者がいなくなり、数を増やしてしまったのです。

このような現象は度々報告されており、池干し後にアカミミガメやオオクチバスを駆除すると翌年からアメリカザリガニが増加する傾向にあるようです。

というわけで、アメリカザリガニの数を減らすために、罠を使った駆除作戦を決行しました!!
まずは、かご罠にエサとなる集魚ペレットを入れます。

罠に紐を結んで・・・

アメリカザリガニが潜んでいそうな場所に仕掛けていきます。

半日後、結果を見てみると・・・うわぁぁぁ、いっぱい入ってるぞ!?

ご覧ください!大型でしかも“真っ赤”な個体ばかりです。これは思ったよりもマズイ状況です。

それから数日間、毎日罠の様子を確認していき、トータルで40匹以上のアメリカザリガニを捕獲しました。

これで少しは数が落ち着けばよいのですが・・・。
今後も継続して駆除活動を行っていきます!

さて、捕獲したアメリカザリガニをどうやって処理しているかというと。
ビオトープ内にある冷凍庫にて“冷凍処理”しています。

悪いニュースばかりだったので、最後にちょっとうれしい報告を!

アメリカザリガニの駆除活動中に、ニホンスッポンの赤ちゃんを発見しました!
とっても小さくて本当にかわいいですね♪
小さいですが、いっちょ前に噛んできます。あまり痛くはないですが。

外来種が増加する一方で、在来種もたくましく生き続けていることに感謝です。
赤い奴らに負けずにがんばれ!在来種!

それでは~!

作成者:伴 拓哉

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