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カトケンビオトープ『ウシガエル駆除強化月間』

5月、この時期としては異例の30℃越え。すでに猛暑日が続いています。
この調子でいくと、今年の夏はいったい何度になってしまうのでしょうか?とても心配です。

さて、森林エリアの樹木はすっかり葉が茂り、うっそうとした雰囲気になっています。

木の下では、すこし暑さが和らぐ感じがします。

たくさんの花を咲かせているのは“エゴノキ”です。
そこにハチやハエの仲間が集まって忙しそうに花粉を集めていました。

のんびり、木々を観察していると、池の方から『ヴォーー、ヴォオー』と嫌な鳴き声がしてきました。

正体はもちろん、“ウシガエル”です。
あちこちから鳴き声が聞こえてきます。(気温が高いからでしょうか、例年より早い?)
これは一匹や二匹ではなさそうですね(溜息)。

ひとたび、産卵されてしまうと、大量のオタマジャクシが水辺エリアを埋め尽くすことになるので、なんとしても取り切らなければなりません。
昨年は、産卵を許してしまい、駆除作業がとても大変でした・・・。

そうと決まれば、駆除作戦開始です!!

まずは、池の中に卵を産んでいないか確認です。

すると、やっぱりありました!!
水面にシート状に産み付けられています。

たも網で掬って駆除を試みます!

この卵塊、ネバネバしており、それが植物に絡んでなかなか取れません。
これは厄介です!根気よく掬ってなんとか取り切りました。(一粒も残さないという硬い意思が必要です)

さて、卵を産む前の親を捕獲していきましょう!

岸辺にかご罠を設置していきます。卵塊があった場所やウシガエルが普段よくいる場所を中心に6つの罠を設置しました。
設置した罠を毎日確認していくことにします。
さて、ウシガエルは無事に捕獲されたでしょうか。


翌日から罠の巡回を開始しました。

すると、なんといきなり4匹も入っていました。 ほとんどが大型の個体です。

岸際に卵を産んでいないかの確認も忘れてはいけません。

ほら、やっぱりありましたよ!
ヨシ原のわかりづらい場所に産んでいました。油断も隙もありませんね。

罠と卵の有無の確認を毎日行い、記録を付けていきました。

以下がブログ作成現在(2026.5.21)までの結果となります。(途中GWは確認できませんでした)
○2026.4.27 ・・・成体4個体
○2026.5.7 ・・・成体1個体
○2026.5.8 ・・・卵塊2つ
○2026.5.11 ・・・成体2個体
○2026.5.12 ・・・卵塊1つ
○2026.5.13 ・・・成体1個体、卵塊3つ
○2026.5.14 ・・・成体1個体、卵塊2つ
○2026.5.15 ・・・成体3個体、卵塊1つ
○2026.5.18 ・・・成体1個体、卵塊1つ
○2026.5.20 ・・・卵塊1つ

集計すると、成体:13個体、卵塊:11卵塊 という結果となりました。


カトケンビオトープの限られた水辺に、大きなウシガエルがこれほどたくさん侵入していたとは、本当に驚きました!!
在来種への影響は計り知れないでしょう。ひとまず、繁殖を未然に防ぐことが出来て良かったです。

今回、改めて卵を産み付けている場所を見てみると、産む場所の傾向が分かってきました。
それは、水深が15~30cmの岸部で、木やヨシの影など、卵に直接日光が当たりにくい場所に集中していました。
浅すぎても、深すぎてもダメなようです。

こういった場所に重点的に罠を設置することで、少しでも捕獲率を高めていけるといいですね。

~おまけ~
かご罠の中に珍客が入りました。
立派なニホンスッポンです。
カトケンビオトープで成体のスッポンが確認されたのは数年ぶりです。


裏返してみると、尻尾の幅が狭いのでメスのようですね。
もしかしたら、卵を産みに来たのかもしれません。
スッポンはたくさん増えてほしいので、池にやさしく逃がしました。


ウシガエルの産卵は9月まで続くとされています。
まだまだ卵を産む危険は続くので、引き続き、罠と卵の有無を確認していきます!
今年はなんとしても、ウシガエルのいない水辺エリアを作り上げてみせます!!!

作成者:伴 拓哉

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