エコミーティングってなあに?
WHAT IS ECO MEETING?
はじめに
わたしたち建設業は、
河川や道路、公園などの“インフラ整備”を進めています。
『…でも建設業って、 環境破壊してるじゃないですか…』
建設業のことをこんなイメージに思っている方々も少なくないと思います。
たしかに、山を削って道路や宅地を造成したり、 海を埋め立てて土地を造成したり…
街の中で工事をすれば、騒音や振動、車の渋滞など…
自然の生き物や地域の人々に 迷惑をかけているかもしれません。
でも、私達建設業はモノづくりのプロ集団!
工事現場で環境や人に配慮したことを 色々と考え実践することで、
生き物や人々に喜んでもらえるはずです。
そんな想いから始めたのが、 ㈱加藤建設のエコミーティングなのです。
エコミーティングの目標
工事における自然環境の保全と再生
地域にとって暮らしやすい街づくり
工事と地域とのつながり
エコミーティングの流れ
現場を訪問し、周辺状況の確認
メンバー(※)が受注現場を訪問し、現場内・現場周辺、工事概要を確認します。
※エコミーティングは職種を問わず会社全体で実施しています。
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・自然環境状況
・人の住環境状況
・要望に対する確認
例【自然】
生物への影響、河川への影響など例【住民】
騒音、振動、イメージアップPRなど ミーティングの実施
現場確認後、ミーティングを行い意見のブラッシュアップを進める。
提案書の確認
ミーティング内容を提案書にまとめる。現場にて実施
提案書のアイディアを現場にて実施する。(要承認)
自然環境配慮事例①
生態調査及び保護活動、外来種防除
様々な工事現場にて、生態調査及び保護活動を実施しています。
また、調査結果をポスターにて掲示し、地域の方と環境情報を共有しています。
野鳥の観察
水路の生き物保護
植生調査
オオキンケイギク防除
環境掲示板
生態調査・保護活動の様子を動画でご覧ください
自然環境配慮事例②
ヨシ原の復元および希少種の保護
現場の玉石によりヨシの生育が妨げられていたので、
設計変更にて玉石を撤去し護岸に活用。
施工から3年経過し、ヨシの繁茂がほぼ全域に拡大しました。
また、現地調査で発見した絶滅危惧種のタコノアシも、繁茂エリアが順調に増加しています。
自然環境配慮事例③
希少種の保護および設計変更
ヒメタイコウチ
地盤改良工事の対象地に
現地調査の様子
保護地への放流
また、生物多様性に湿地は重要なため、
元請け及び発注者に通水性能を有する地盤改良を提案。 設計変更協議を経て改良率50%にて施工を実施する事が出来ました。自然環境配慮事例④
生態系ネットワークへの配慮
現場のエノキ
工事対象地にて伐採の予定だった大きな『エノキ』の木。
でもエノキは、地域の鳥や昆虫にとって必要な木ですので地域の環境を調査し、
資料を制作し発注者に提案した結果、伐採を回避する事が出来ました。
提案した資料をまとめて現場に掲示させていただきました。
私たちは、自然環境に配慮した提案を実施する為
現在では社内に100数十名の有資格者がおり、 現場に応じた様々な提案をさせて頂きます。
地域住民配慮事例①
Co2排出量削減・現場の見える化
住宅地での工事は、周辺住民の気持ちになって考えます。
黒鉛除去装置を機械にセットしたり、ハイブリッド重機を使用したり、
万能塀の一部をクリアタイプに変更し、現場の見える化を推進しました。
黒鉛除去装置
現場の見える化
ハイブリッド重機の使用
地域住民配慮事例②
オリジナル看板の製作
工事の内容をよりわかってもらうために
わかりやすい説明看板を製作しています。地域住民配慮事例③
見学会の開催
工事に対する興味をもって頂くために 見学会の開催を実施しています。基礎杭にお絵かき
現場見学会の様子
コミュニティーづくり①
体験学習イベント
地域の子供たちに建設業の魅力を伝えるために、 職場体験を実施しています。測量体験
重機乗車体験
自然体験
コミュニティーづくり②
かわら版の配布とイベント参加
工事の状況や私たちを知ってもらうために、かわら版を制作して地域に配布しています。
ホームページをご覧の皆様へ
エコミーティングがどのような活動なのか、イメージできましたでしょうか?
今後はこの活動を建設業のSDGsの取組の1つとして、業界全体に広めて、実践していきたいと考えています。
ここに掲載されている事例もごく一部となりますので、興味のある方は是非、ご連絡ください。
建設業界の皆様、一緒にエコミーティングをやりませんか?