エコミ―ティング(ビオトープ)
カトケンビオトープ『謎の木の正体が明らかに!?』
ビオトープには勝手に生えた“正体不明の木”があるんです。
生えている場所はこの辺り。

↓こちらがその木

↓樹皮はこんな感じ

最初に発見したのは今から3年ほど前。
そのころに比べると、とても大きく成長しました。
葉っぱや幹の感じからおそらくバラ科の樹木。
なんとなくサクラに似ているなあ~と以前から思っていました。
ただ、葉っぱだけだと断定できなかったため、長らく謎のままでした。

そして4月上旬
ついにこの樹木が花を咲かせました!!
それがこちらです。

どうですか?サクラっぽくないですか?
色はピンクというよりは白色。
注目すべきは、葉っぱと同時期に花を咲かせていることです。
ソメイヨシノや河津桜は花をつけた後に葉が出ますが、こちらは違います。

以上の特徴からこのサクラは、
「ヤマザクラ」ではないかと予想しました。
ヤマザクラといえば、サクラの野生種として有名ですよね。
山間部へ行くと山間がポツポツ白くなっているのを目にします。
サクラは接ぎ木や挿し木で増やすのが一般的ですが、
おそらく実生から生えたものと考えられます。

<ルーツはどこでしょう??>
⇒ビオトープの山エリアにもヤマザクラはあります。
⇒しかし、まだ花も実もつけたことがない・・・。
⇒ビオトープ由来ではない。
となると、別の場所のヤマザクラから実生が運ばれて来たことになります。
この辺りで他にヤマザクラがあるのは、、、
あっ。加藤建設本社!

ここで実を食べた鳥がビオトープへ飛んできてフンをして生えたのでしょうか?
ありえますね。
だとすると、鳥によって加藤建設本社からカトケンビオトープへ“桜のバトン”が渡されたことになります。
とっても素敵だと思いませんか?

これぞまさに生態系ネットワーク!
点と点が線で結ばれた瞬間に立ち会った気がしました。
あくまでも推測ですが・・・。
こうだったらうれしいな~という話でした。おしまい。

作成者:伴 拓哉