エコミ―ティング(その他)

『道のりは険しい白イチジク栽培』

これは、ド素人たちが白イチジクを栽培するドキュメントである。
ご存知だったでしょうか?
実は、カトケンは白イチジクを育てています。


そう、3年前の2018年2月の出来事。
蟹江町特産品と言えば白イチジク!
白イチジクには様々な品種がありますが
『 ホワイトゼノア 』という品種を生産されている戸谷組の会長さんが、
「白イチジクの苗木を提供するよ。」と。
そこから私たちの白イチジク物語が始まりました。

早速、グループ会社の方に手伝っていただき、
土壌改良を行い、植樹の準備を開始!
土の準備が整い次第、頂いた苗木12本を植樹しました。
近くの川からバケツで水を汲んでいたのですが
何度か川に落ちそうになったりして危険を伴っていました💦


そこで、我々が行きついた解決方法は…
「 井戸を掘ればいいんじゃないか? 」
ということで、簡易井戸を作ることに決定!


またまたグループ会社の方のお手を借り、
井戸としては浅めですが、地面を11m掘っていただきました。
これで水やりは安全かつ安易になりました✨

2018年6月
水を与えていたのにもかかわらず、
栽培していた苗木が
1本、2本…と次々枯れはじめる💦


2019年2月
ついに、育てていた木が12本中5本枯れてしまったので、
また戸谷組の会長さんに苗木5本を再提供していただきました。

2019年4月 白イチジク畑 ~2年目~
挿し木をして枯れてしまった分を入れ替えたが、昨年同様定着しない。
イチジクの果実に寄生する害虫の発生を防止する為に
定期的に除草は行っていました。
しかし、なぜだ?なぜ大きくならないのだ…
ド素人たちは悩んだ。イチジクはどうすれば大きくなるんだ。
そうこう悩んでいるうちにまた1本枯れた…。


そんな悩みを抱きながらも収穫時を迎えた2019年10月。
実がならない。
これどころか木自体が大きくなっていない(´;ω;`)
井戸の水も硫黄の匂いがするし💦

以前、戸谷組の会長さんに
「蟹江町におけるイチジク栽培の後継者として期待している」
とのお言葉をいただいており、
このままでは戸谷組の会長さんに顔向けできない…。


2019年10月
有志メンバーで戸谷組の会長さんに状況説明とアドバイスをいただきに行きました。


①何より大事なのは良質な土作り
②もっとこまめな除草作業
③木の消毒
④枝落としなどのメンテナンス
⑤冬場のカミキリ虫など害虫に注意


何ということでしょう!
私たちはどれ一つきちんとできていませんでした💦
そりゃ実がなるどころか、木さえも大きくならないわけです💦

2019年12月 ~管理部エコミーティングが本格的にスタート~
水切れなどが原因でしょうか、
この時点で11本中5本が枯れてしまっており、
6本からのスタート。

私たちは立ち上がりました!
「救え!!白イチジク畑」と命名し、木の再生プロジェクト始動!


みんなで現地視察し、話し合った結果、
土地全体にあったイチジクの木を集約し、徹底的な管理を行うことにしました。

それから私たちはまずは土作りから再スタート。
肝心な土は「チガヤ」「ギシギシ」「ヨモギ」などの根が張り巡らされており、
耕運機で何度掘り起こしても、地面が固い!!
「なんだ、なんだこれ!?土が固すぎる!」
私たちは間違っていました。
こんな根が張っている所でイチジクが育つはずがない…。
そして、初めて使う耕運機に振り回されるド素人たち。
足元がふらつきながらも、ひたすら土を耕しました。
刃に根が何度も何度も絡みつく苦労もありました。
想像以上に大変な作業でした。


防草シート張り、木の周りの除草、幹に培養土を散布、


稲わらをわけてもらいに行ったりもしました。


その稲わらを敷き、
以前とは比べものにならないぐらいに愛情を注ぎました。


収穫期を迎えた昨年の2020年8月。


やっとの私たちの想いが届いたのでしょうか!
沢山の実をつけてくれました( ;∀;)✨
簡易型糖度計で計測したその時、社員のひとりが叫んだ。


なんと生産者の方と同じ数字をたたき出すことに成功!!
この時の感動は忘れられません✨
ちなみに昨年は339個収穫できました!!
みんなの努力が実ったのでした!

収穫した白イチジクでお菓子づくりもしました。


こんなにもたくさんの白イチジク収穫に成功し、
味を占めたド素人たちは欲を出しました。


ということで、ある計画を実行することに!!
果たして、その計画とは何か!?
次回のお楽しみに(^^♪