エコミ―ティング(自然環境配慮)
「高尾山の近くでエコミーティング(調査編)」
前回の続きから~
東京都八王子の工事現場で植生調査を行いました!
前回の内容はこちら↓↓↓
「高尾山の近くでエコミーティング」
メンバーで工事現場とその周辺に生育する植物を記録していきます。
貴重な植物が生えていたら大変です。
事前に確認していきます。

皆さん、目を凝らして探しています。
近隣工区の人が見ると驚かれるかもしれませんが、
加藤建設では普通の光景です(笑)。

見つかった植物を少し見ていきたいと思います。
これはハハコグサですね。
春の七草のひとつ「ごぎょう」で、若葉は食用にもなります。

こちらはオニタビラコです。
道端や庭に普通に自生する植物で、愛知県でもよく見られます。

こちらは外来種!
アメリカオニアザミです。名前からして強そう・・・。
葉っぱや茎には鋭いとげがびっしりあり、痛そうです。

分からない植物はスマホの同定アプリを使って確認しましょう!
おすすめは「Googleレンズ」で、比較的精度が高い気がします。

皆さんを悩ませていたよく似た植物。
左はヒメオドリコソウ、右はホトケノザです。
確かによく似ていますが、葉の形状や花のつけ方から判別ができます。


調査の結果、希少種は見つかりませんでした(一安心)。
自然が豊かなエリアでしたが、思ったよりも外来種が生育していました。
やはり人の出入りが激しい場所では、外来種が入り込んでしまいます。
工事をする際には、土の搬入出時や車のタイヤ周りなど、
外来植物を意図せず運んでしまう危険があるため、十分注意する必要がありますね。
<おまけ>
せっかく、高尾山の近くに来たので、
エコミーティング終了後に登山をしてきました!
スタート地点でおなじみの高尾山口駅

ケーブルカー、リフトは使いません。
せっかくなので自分の足だけで登ります!!


高尾山にはルートがたくさんありますが、
今回は一番メジャーである1号路から行きたいと思います。

山頂まですべて舗装されているため、初心者でも歩きやすい道となっています。
道中、素敵な看板が随所に見られました。
高尾山の生き物情報が分かりやすく掲載されていて、とても勉強になります!!




登り始めて1時間半ほど・・・
山頂に到着です!
平日の夕方ということもあり、結構空いています。

周辺の自然を観察しながら、のんびり下山します。
途中であたりが暗くなってきました。

すると、木の上から「グルルルル・・・」という鳴き声が聞こえた・・・。
ライトを当ててみると、二つの目が光っており、
よく見ると、正体は高尾山名物のムササビでした!!
しばらく観察していると、
木から木へビューンと飛び移りました!!(必殺のムササビジャンプです)
一応写真を撮ったのですが、ちょっとわかりづらいですね。

野生のムササビを見ることができて、とてもラッキーでした!
あえて暗い中下山した甲斐がありました。
実はこんな看板もありましたよ。↓↓↓

不審な鳴き声が聞こえた際は上を見てみましょう。
ムササビがいるかもしれませよ!
さて、現場の調査と登山を通じて、
改めて高尾山周辺の豊かさを感じることができました。
貴重な自然を少しでも残していくために、
エコミーティングを通じて、工事現場で出来る環境配慮に力を入れていきたいと思います!

作成者:伴 拓哉