エコミ―ティング(ビオトープ)

カトケンビオトープ『昆虫調査&標本作成に挑戦!』

梅雨も明けて、厳しい暑さが続きます。
暑すぎて草木もなんだか元気がないみたい・・・

しかし、そんな中でも、元気に飛び回るのが“昆虫たち”。
うれしいことに、カトケンビオトープでは、見られる昆虫の種類が年々増えています。


今年はどんな昆虫が姿を現してくれるでしょうか!?
ということで新入社員のみんなで、昆虫調査標本作成に挑戦しました!

気合十分!!
昆虫調査に出発だぁ~!!


さっそく、池の周りでトンボを発見!
ナイスキャッチ!!🐝



次はスイーピング法で虫を捕まえてみました!

スイーピング法とは・・・
昆虫調査の採集法の一つで、虫取り網を左右に振り、草や木の枝の先端をなぎ払うようにすくう方法です。


さっとタモを振っただけで、こんなにたくさん捕れました!




今回の調査で合計58種類の昆虫を確認することができました!
中には、今回初めて見つかった虫もいましたよ!


捕獲した昆虫の中で、標本にするものは傷がつかないように持ち帰ります。

特にチョウやトンボは翅(はね)が傷つきやすいので、
三角紙に包んでから専用のケースにいれます!


会社に戻って標本づくりに挑戦です!
果たして上手に作ることができるかな?

~標本づくりの手順~

①昆虫の右背に針を刺す


②触角や足を針で固定して形を整える


③昆虫を1ヶ月ほど乾燥させる


触覚や足が取れてしまった場合には、木工用ボンドで補修する


④留め針を外して標本箱に並べ、種名、採集日、採集者を記載したラベルをつけて・・・
完成!!!


おぉ~!!

想像以上にカッコよく仕上がりました!
子供たちに見せればきっと喜んでくれること間違いなし!!

昆虫を針に刺して可哀そうと感じる人もいるかもしれませんが、
標本にして記録することは、とっても大事なことなんですよ。

見て楽しいだけでなく、このデータがいつか役に立つ日が来るかもしれません!
写真や記憶ではなく、実物の昆虫を残しておくことが、
その場所にその昆虫がいたという何よりの証明になります!


標本箱にはまだまだスペースがあるので、
引き続き、調査の際に捕まえた昆虫を標本にしていこうと思います☆

新たな発見が楽しみです♪
それでは~!

作成者:
長谷川弥紀
伴 拓哉