エコミ―ティング(自然環境配慮)

『盛土工事の現場でエコミーティング!』

先月行われた、エコミーティングの様子をご紹介します!


現場は、バイパス工事に伴う盛土施工の工事です。

完成している構造物の高さにあわせて土を盛り、道路をつなげていきます。


まさに“土木”といった感じ!



ここに道路が出来るとは、
今からでは想像もできませんね…


よりイメージが膨らむように、3D完成予想図を見せてもらいました。
3次元で立体的に見ることにより、
周りの自然との位置関係がはっきり分かります。


工事概要をしっかりと頭に入れたところで、
いざ、現場視察! 周辺にはどんな自然が見られるかな??


現場のすぐ裏手には、
うっそうとした“”・・・
横には“河川”・・・
少し下流へ行くと“”が広がる・・・
将来的に現場内に“調整池”が出来る・・・



いくつか“キーワード”が見えてきました!

これをもとに、自然環境にどんな良いことができるかな??
『森が近いということは伐採があるね』
『川にはホタルが生息しているみたいだから、排水には注意が必要だね』
『現場の一角に調整池を造成するので、生き物が増える配慮が出来ないかな?』

などなど・・・
メンバーでディスカッションを行い、
出てきたアイデアがこちら!↓↓↓

◇樹木伐採の工夫
・伐採範囲を縮小する
・野鳥の営巣や希少種がないか、調査してから伐採する
・『下から上へ』生き物を逃がしながら伐採する


◇調整池の工夫
・池の形を四角形から“ひょうたん型”に変更する
・水深に変化をもたせる
・池の壁を加工し、生き物の住みかや通路を設ける
・現場で発生した石を活用し、小川やエコスタックを作る


◇その他
・法面に在来種子をまく
・シンボルツリーを植樹する
・大きくて目立つ工事看板を設置し、アピールする
・伐採によって出た間伐材を活用する


メンバーの知恵を振り絞り、
たくさんの素晴らしいアイデアが出されました!

中には、実現することが難しいものもありますが、
次に同様の工事があったときに活かすため、アイデアを蓄積しておきます!

一つでも多くのアイデアが実現できるように
今後も現場担当者の方と協力していきますよ!


~おまけ~
今回の工事場所は、
インターチェンジの“ランプ”の部分です。

ランプと言っても魔法のランプじゃないですよ!
道路のこの部分↓↓↓


ぐる~と回って、高速道路から一般道へ合流する場所。

正式には、“ランプウェイ”と呼ばれ、
ramp(斜面、傾斜する)という意味があります。

ラジオで『○○のランプを閉鎖します』なんて案内があって、
えっ?どういうこと?って感じた人もいるかもしれませんね。

ひとつ勉強になりました。

作成者:伴 拓哉