エコミ―ティング(自然環境配慮)
大きなため池で生き物保護活動を実施~!!
GT事業部から地盤改良の現場で生き物の保護活動をしたいと連絡が!!
それでは一度現場で打合せが必要だよねと調整してもらう事にしました。
打合せの日、現場に行ってみるとめちゃくちゃ大きなため池が出現!! デカっ!!
池の中には1mはあろうかという大きなコイが泳いでいます…。
これはちょっと大変な作業になりそうだねと顔を見合わせる面々。
ちなみにヒシの実が沢山落ちていました。
ヒシは浮葉植物ですが実はとっても尖がっていて痛いのです。
ヒシ?尖って痛い…
そうです、忍者の使う「マキビシ」とも言われています。
いざという時には、食料にもなります。すばらしい。
さて、元請JVさんとの打合せを行い、水抜きと準備は色々として頂けることになりました。
二日間ですべて終わらせましょうという事で、私たちは生き物保護の実行部隊の招集と当日の種の判別を実施することに!!
さっそく準備に取り掛かります。
さてさてやってまいりました保護活動当日!!
快晴です。というより残暑が厳しすぎです…。
事前打合せで段取りを確認、各自熱中症にならないよう気をつけてこまめに休憩を取りましょうということで保護の準備に取り掛かります。
池の水もいい感じに抜けています。
元請JVさんの資機材の準備は万端で感謝です!!
あとは保護するだけ…暑いけどやるしかありません。
胴長部隊出動です!! 状況を見守る種の判別班と放流班も緊張が走ります。
“採ったぞー” 若手がさっそく大きなコイを捕獲!!
その後も大きなヘラブナなど次から次へと捕獲されました。判別班&放流班大忙しです!!
判別して軽トラに積込んでから移動、シュートで下の池に放流!!
大きな魚から小さな魚まで、延々とこの作業が続くことに…
本来コイとヘラブナは外来種扱いですが、過去の移設作業でも外来種として扱っていなかったので、今回の判別では地元に愛される生き物という事で移設を実施しました。
驚いたことに外来種はアメリカザリガニ2匹だけ!! 正直ビックリしました。
これだけ大きなため池ですと外来種がかなりいてもおかしくないのに…
何か守られている感じがしましたね。
二日間の保護作業は無事に終了。元請JVの皆さまありがとうございました!!
生きものの保護をしながら建設工事を行う事がスタンダードになるといいなと思いました。
作成者:へんしゅうちょー