エコミ―ティング(ビオトープ)
カトケンビオトープ 『小川のプチ浚渫工事に挑戦!』
暑さも本格的になり、生き物も姿をあらわしはじめました。
その中でも特に目立ったのは、コシアキトンボ!
腰に帯状の模様があり、「腰が空いている」ように見えることが名前の由来だそうです。


さて、池の中はこの時期どんな様子でしょうか?
罠を使って調査してみることにしました!
魚が集まりそうな場所に、餌を入れた罠を沈めて1日置いて待ちます。


一日後…
結果はどうでしょうか?…

わあぁ!?色んな生き物がいますね♪
在来種はこちら。

など
モツゴの赤ちゃんも見つかり、
しっかりと繁殖しているのが分かります。うれしいですね☆
その一方で、外来種もいくつか見つかりました!

特に多かったのは、北アメリカ原産のアメリカザリガニ!


すこしでも数が減るように頑張っていますが、
一度侵入されると根絶するのは難しいですね。
調査の結果、池の中では生き物たちが元気に暮らしているのが分かりました!
ところが!?
池へ水を運ぶ“小川”に目を向けると…


あれあれ・・・あんまり生き物の姿が見えません!
おそらく、泥や砂が堆積したことで浅くなり、
生き物たちが、小川へ移動しづらくなってしまったのだと考えられます。
そこで!
小川にも生き物を呼び込むため、
プチ浚渫(しゅんせつ)を行いました!
まずは、スコップで少しずつ河床を掘っていきます。


実際の浚渫工事の現場を経験しているため、
みんな、土を掘るのはお手の物♪
小川の横には、土の山が。こんなにも土が堆積していたんですね~。


次に川岸の草刈り。
流れの妨げになる草を、カマを使って刈り取っていきます。


ざくっざくっ!
ふぅ~こんなもんかな。
水深は深くなり、前よりも水の流れが速くなりました!!

すると・・・すぐに・・・
たくさんの魚たち小川を泳ぎはじめました!


メダカやモツゴでしょうか?
整備してすぐに、変化が見られると、思わずにっこりしてしまいます♪
これで池から池の移動がしやすくなり、より暮らしやすくなったと思います。
さらに季節が進み、生き物が増えると思いますが、
今回の作業が、カトケンビオトープの更なる活性化に繋がるとうれしいです!
作成者:竹内大登