エコミ―ティング(自然環境配慮)
河川の環境調査!最後に現れた影の正体は・・・?
浚渫工事の現場で、水生生物と植物の調査に行ってきました。
まずは水生生物調査から!
たも網を使って捕獲していきます。
捕獲した生き物は、写真を撮って記録します。



河川で確認した生き物は・・・




いろんな魚たちでした!
今回はそのなかでもコウライモロコに注目!
コウライモロコは川底が砂になっている環境を好みます。
このことから、今回の調査場所では、川底が砂であることが予想できます。
生き物たちが、人の目では見えない水の中の様子を教えてくれますね!
次に、現場の周囲の水辺を調査していきます。


狭い水路にも、いろいろな生き物がいました!



と、ここで事件発生!!
なんと、バケツに入れた際にアメリカザリガニがスッポンをはさんでしまいました!
すぐに助け出しましたが、目を閉じ、動かなくなってしまいます。


心配になり、しばらく見守っていると・・・

目が開いて、また元気に動きだしました! よかった~
生き抜くことの厳しさと、生き物たちの力強さを学びました。
続いて、植生調査!
堤防の内側にある高水敷(こうすいじき)を歩いていきます。
高水敷とは、水が流れている川より一段高い部分で、
大雨や洪水などで水量が増えると水に浸かる場所のことです。

今回の植生調査の範囲は、距離にしてなんと857m!
さすがに長いので、上流側からのチームと下流側からのチームに分かれて調査していきます。


調査の結果、次のような植物が確認されました!





一面緑色に見える堤防にも、観察すると色とりどりの花が咲いていました!
そして植生調査も終わり、そろそろ帰ろうというタイミング、
高水敷にある木の下でにょろにょろと動く大きな影が・・・
急いで堤防を駆け下り、何とか捕獲!
影の正体は、体長1mほどのシマヘビでした!

シマヘビは毒を持ちませんが、気性が荒く噛みつくため注意!
今回の調査では、環境によって生息する生き物の違いがよくわかりました。
また、草むらをかき分けて発見した小さな花は、いつもよりきれいに見えました!
夏も終わり、これから涼しくなる季節。皆さんも野外調査をしてみてはいかがでしょうか?
作成者:本田 陸斗