エコミ―ティング(ビオトープ)
カトケンビオトープ『春の七草探し』
3月。ポカポカと暖かい陽気の日も増え、
ビオトープにも春の気配が感じられるようになってきました。
春の植物といえば・・・
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
春の七草が有名ですよね!
今回はカトケンビオトープに、
春の七草が何種類あるか数えてみました!
まずは、1種類目。草地エリアで発見!!
『ナズナ』が咲いていましたよ!
実の形が三味線のバチに似ていることから、別名「ぺんぺんぐさ」と呼ばれます。
江戸時代では、ポピュラーな食材だったようです。
その横にはタンポポが咲いていましたよ。
最近では、外来タンポポも増えております。。
タンポポを見かけたら、横から見てみましょう!
花の下の緑色の部分(外総苞片)が反り返っているのが外来タンポポです。
こちらのタンポポは反り返っているので、外来種ですね…。残念。
さて、今度は、山エリアを見てみましょう!
木漏れ日があたる場所で、一面に咲いているこの花は・・・。
『ホトケノザ』です!
薄紫色の花がなんとも可愛らしいですね~🌸
これで春の七草2種類目・・・。
と思いきや!
春の七草の“ほとけのざ”は、
この花のことではなく、キク科の『コオニタビラコ』を指します!!!
ん~~~!!!
紛らわしいです。
どうしてコオニタビラコを、ほとけのざと言い換えたのでしょうね?
春の七草を今一度、振り返ると。
・“せり”⇒『セリ』
・“なずな”⇒『ナズナ』
・“ごぎょう”⇒『ハハコグサ』
・“はこべら”⇒『ハコベ』
・“ほとけのざ”⇒『コオニタビラコ』
・“すずな”⇒『カブ』
・“すずしろ”⇒『ダイコン』
せり、なずな、はこべら、以外はちょっとイメージしづらいですね~。
気を取り直して、ホトケノザが生えているすぐ横。
ありましたよ!ごぎょう、こと『ハハコグサ』です。
葉と茎が白い毛で覆われているのが特徴です。
控えめな黄色い花が春らしいですね♪
これで2種類目。
その後も、ハコベやセリがあるかもと、
水辺エリアを見ましたが見つからず・・・。
カトケンビオトープの春の七草は7種類中2種類でした!!
意外と少なかったですね。
たしかに、カブやダイコンは農作物。
自然の植物のみを目指す、カトケンビオトープにはなくて当然ですね。
探している最中に、
“カトケンビオトープ版春の七草”を設定したら面白いかも!と思いました。
その時は七草粥を作ってみようと思います!!
おしまい。
作成者:伴 拓哉