エコミ―ティング(社員研修)

『森の墓苑』で池の整備をしてきました!

毎年お世話になっている『森の墓苑』で、池の整備をしてきました!

作業内容と目的

1.ヒキガエルのためのビオトープ池整備

(現状)
ヒキガエルが生息している苑内ビオトープ池に、今夏の雨の影響で土砂が流入し、産卵環境が損なわれている。
(対策)
①池内に流入した土砂を取り除く
②更なる土砂の流入の防止策を施す(しがら柵工法)

2.ビオトープ池の整備(藻の除去、泥すくい)

(現状)
藻が池一面に繁茂してしまっている。 泥が溜まってしまい、池が浅くなってしまっている。
(対策)
①繁茂した藻を取り除く
②泥の掻き出し

最初の作業は、アズマヒキガエルやモリアオガエルが生息するビオトープ池の整備です。
だいぶ土砂で埋まってしまっているので、泥や石を撤去していきます。


取材で来苑した千葉県職員の方も、一緒にバケツリレーでどんどん土砂を運び出します!


土砂を撤去している間に、新たに斜面から土砂が流れ込まないようにしがら柵を作ります。
木の枝などを使った柵工です。


竹を均等に切りそろえて杭を作り、伐採した枝や草を杭の間に押し並べていきます。

「しがら柵」とは昔ながらの工法で、
その場にある不要な枝や剪定枝を使った手作りの柵なので、古くなったらその柵はまた自然へと還っていきます。

ちなみに
しがらはしがらみのしがらです💡






もう一つの池では、水面に広がった藻の除去と、底に溜まった泥掻き作業です。
作業をしつつ、池に棲んでいる生き物を調査してみました。




季節が変わって、またここからトンボが飛び立っていくのを想像しながら頑張って泥を掻き出しました。


今回は主に、ビオトープ池の生育環境を整える作業をしました。
自分たちが力を合わせて作業した池が、今後どうなっていくのか、どんな生き物たちが戻って来てくれるのか…
春になったら、再度訪れてみたいと思います。


○ 千葉県環境研究センター・環境だより HPアドレス

○ YouTubeチャンネル(環境情報チャンネル)