緊急指令！アカミミガメ防除大作戦！

様子を見に行ってみると…
うおお！確かにアカミミガメがうじゃうじゃだ！

アカミミガメといえば…

アメリカ合衆国南部からメキシコ北東部原産のカメ。幼体はミドリガメとして販売され、見た目の色合いや可愛さから人気が高いです。一方で成体になると最大30cm近くまで成長し、色も緑から黒色に変化し、気性も荒くなるため、飼育しきれなくなり野外への放逐が多発。現在では全国に約800万匹生息しているといわれており、生態系や農業への被害が報告されている厄介者。

これではこの場所に生息する在来生物たちが心配(-_-;)
ヨシ！本格的なアカミミガメ防除やってみますか！！

メンバーを招集して『アカミミガメ防除大作成』開始♪

いざ、水路に入ってみるとさっきまで、たくさんいたアカミミガメたちの姿がありません！？
「あれれ～どこにいった？？？」

試しに泥の中に手を突っ込んで、まさぐってみると…
「いた～！！」人間の気配を感じて泥の中に潜ったようです。

姿が見えないとなると、これはなかなか大変そう…
しかたない、手探りで捕獲するしかない！頼りは自分の“勘”のみ！

ゴソゴソ…ゴソゴソ…ゴソゴソ…

「いたっ！！」「こっちにもいた！」

最初は、皆さん見つけるのに苦労していましたが、
数を重ねていくうちに、次々と泥の中からアカミミガメを探し出していきます！

見つけるコツは、
アカミミガメの気持ちになって「自分ならどこに隠れるか」想像しながら探すこと（笑）

工事延長約200m区間の泥の中を隈なくチェック👀していきます！
ただ、泥の中を200m歩くってキツイですね…足がパンパンになってしまいました。

ちなみに、アカミミガメの体重は成体で約1～2kg、大きいものでは3kgに達するものもいます。
なので、カメがいっぱいになると、重くてその場から動けなくなってしまいます💦
そこで登場するのがコチラ！！！
『バックホウ』
地上からバケットを下して、カメを上げてもらいました♪

いや～バックホウ頼りになりますね！
本当に助かりました。

こうして、
カメを捕獲→バックホウで地上に上げる→前進　を繰り返して
なんとか工事区間の全てをチェック完了！

さて、全部でどれくらいのカメが捕獲できたかな？？
地上に上がって確認してみると…
おお！めちゃくちゃ取れてる！！！
思っていた以上にたくさんのカメを捕獲していました！！
その数なんと！？180匹！！！

ものすごい数ですね…
取れすぎて、びっくりしました！
これだけの量のカメが、この区間にいたということは、
生態系に与える影響もかなりのものだったことでしょう。


今回捕獲したカメたちは、会社に持ち帰って駆除することにします！
しかし、ただ駆除して捨ててしまうのでは、もったいないので、
有効活用することにしました！
駆除方法や有効活用についての話はまた今度！


最後に、
カメを駆除するのは、かわいそうだと言われる方もいると思います。
確かにその通り。この子たちに罪はありません！

ただ、今回のエリアには、貴重な在来種も多数見つかっています。
自然を守る者として、今回は日本の生きものを優先し、
健全な生態系を維持するために活動しました。

悪いのは、飼いきれずに放流した無責任な人間です！
今回駆除されたカメたちのように、無駄な犠牲を出さないためにも、
ペットの放流は絶対にやめてくださいね！！

それでは～。