エコミ―ティング(ビオトープ)

カトケンビオトープ 『寒肥』

葉が落ちた樹木がちょっと寂しく感じる季節。
冬芽だけが、ひっそりと春を待っています。


池の水が凍りつくほど寒いある日。


この日は、冬場の作業として“寒肥”という作業を行いました。

寒肥とは、「かんぴ」や「かんごえ」と呼ばれ、
12月~2月の冬の期間に、樹木に対して肥料を与えることです。


この時期、樹木は休眠状態。ほとんど成長しません。
しかし、春のスタートに向け、じっくりと栄養を吸収し芽吹きを待っています。

このタイミングに、栄養を与えることは、
植物の成長を大きく左右させます!


寒肥の効果としては、
葉や花の数が増加する
実が大きくなり、甘くなる
病気や虫がつきにくい丈夫な株になる・・・など

様々な良い効果が期待されます☆!!


今回使用する肥料は・・・


寒肥には化学肥料よりも有機肥料の方が、効果があるようです!
ここでも以前作成したアカミミガメ堆肥が大活躍!

アカミミガメ堆肥作成のお話はコチラ↓↓↓
https://www.kato-kensetu.co.jp/company/environment/site/eco0384.html


それでは作業開始~!
まず、寒肥を与える木の周りを
10~20cmほどぐるっと掘ります。

これは、“枝の先端の真下”に最も栄養を欲している若い根があるため。
イメージとしてはこんな感じ↓↓↓


そこへピンポイントに肥料を与えていきます!


最後に、掘りだした土と肥料をよく混ぜて・・・
ふぅ・・・完了!💦


この作業を、ドングリやエゴノキなど実を付ける樹木を対象にどんどん行っていきます。

全ての樹木に寒肥を終えたころには、からだもぽかぽか・・・
気温も上がったためか、冬眠中のカナヘビも寝ぼけた様子で顔を出しました。


果たして、寒肥の効果はいかほどに・・・
実りの時期が今から待ち遠しいです!

それでは~!!!

作成者:伴 拓哉