エコミ―ティング(自然環境配慮)
食べて駆除?!ナイルティラピア&ブルーギル編
『食べて駆除!?』の第5弾!前回の活動はコチラ↓↓↓
https://www.kato-kensetu.co.jp/company/environment/site/eco0370.html
ある日のビオトープ調査中、池の中に怪しい黒い影を複数発見…!

その正体は……『ナイルティラピア』と『ブルーギル』です!!

みなさん、ブルーギルはニュースなどで聞いたことがありますよね??
では、『ナイルティラピア』は知っていますか??
どんな子たちかというと・・・
ナイルティラピア
スズキ目カワスズメ科カワスズメ属

- 水温10度以上40度未満で生息出来る!
→ビオトープの近くに尾張温泉があるため、水温が高くなり繁殖できたと考えられる。 - 繁殖力が高い!
→産卵回数は年2回で1回に200~2000粒を産むそう・・・😯さらに、受精卵は雌の口の中で1週間過ごし孵化、幼魚は1~2週間口内で過ごし巣立つことが出来る!早い! - 雑食性でなんでも食べる!
→水草から小魚、花びらまで目に入ったものは何でも食べる・・・😅
そのため、周りで生活している在来種が食べられてしまい生態系が崩れる要因に・・・。
ブルーギル
スズキ目サンフィッシュ科ブルーギル属

- 特定外来生物に指定されている。
- ・雑食性でなんでも食べる!
→ナイルティラピア同様雑食性だが、厄介なのは大好物が他種の魚卵や稚魚であること。他種の卵を食べてしまうため、ブルーギルは増えて、在来種はドンドン減っていってしまうという問題が発生してしまう・・・😥 - ・体が丈夫!
→北米の温帯地域を生息域としているため日本の水温環境が適している。また、環境への適応能力が高く、少しの汚染では何の問題もなく生息することが可能。
どちらも生態系に悪影響を及ぼしている様子・・・
しかしどちらも昔は、食用として親しまれていただけあって、調理するとおいしいとの噂✨
今回も「おいしく食べて駆除作戦」決行です!!


まずは、淡水魚独特の臭みを消すためぬめりを取って、鱗を落とします。

次に内臓を取り出し、水気をきって・・・


さばきます!(大きめの魚は2枚お卸し、小魚はそのままで!)

最後に小麦粉をつけて揚げます。火が通ってきつね色になってきたら・・・?


あれ?なにか違うものが混ざっているような…?


そうなんです、他にも前回の「食べて駆除!?」に登場したウシガエルや、
海津市で捕まえたアメリカザリガニも一緒に揚げました!

しかも、新入社員の一人が家からジビエ(鹿肉と猪)を持って来てくれたので、
それも焼肉に!さらに豪華になりました✨


ということで…
「お待たせ致しました。自然の幸のフルコース ~ジビエを添えて~ でございます。」

料理が揃ったところでいざ実食!
各自持参したお弁当にのせたり・・・


アメリカザリガニを一口で口に頬張ったり・・・!?
あっという間になくなっていきます😲
肝心のナイルティラピアとブルーギルのお味はというと、
「食感はほろっとしていて、骨も硬くないのでそのまま食べられました!特に美味しかったのが若魚。一口で食べられるサイズでもはやお菓子感覚🍤バターでこんがり焼くのもおいしいかも…😋」とのこと!
今回の「食べて駆除!?」作戦も成功です!😆
さて、今回で「食べて駆除!?」シリーズは一通り終了しました!
食べてみたいと思える外来生物は見つかりましたか??
ご自宅で行う際には、食材をしっかり洗うことと十分な加熱をしてください!
また、前回のブログにも書いてある通り、『特定外来生物』に指定されている生き物は
生きたままの移動が禁止されているので、現地で駆除してから持って帰ってくださいね。
では、また別の企画にてお会いしましょう~!
