エコミ―ティング(自然環境配慮)

○○○高架橋工事

まずは現場写真を

写真に写っている橋脚の奥と手前に今回新しく建設します。
現場周辺は穏やかな里山でした。

こうみると建設は自然を破壊している、そう思われても仕方ないのかもしれません。
しかし今後はその破壊してしまった自然へのアフターケアーが必要になると思います。どのように工事と自然を相殺していくのかを考え、生態系への配慮や環境作りなど、自然を守る建設業としての活動が必要だと考えエコミーティングを行っています。

☆生物多様性
この現場でこんなきれいな花を見つけました。一面に咲いてたら結構きれいなんですけど・・・
みなさんも河川敷の堤防や公園などで見かけたことがあるのではないでしょうか?

実はこの花、特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク(大金鶏菊)」といいます。
北アメリカから来た外来種で、日本固有の生態系を破壊しながら繁殖し続けています。
もちろん花に罪はありませんが・・・。
現在では法により飼育・販売・繁殖・移動などを行えば罰せられてしまいます。
もし見かけても家に持ち帰って植えたり、種をそこら辺に蒔いたりしないようにしてください。
この現場ではこういった外来種駆除対策も必要かもしれません。

☆濁水対策
構造物の工事を行えば濁水が発生します。濁水も生態系を壊す要因の一つです。
その対策として現場に側溝を掘り、その中に砕石もしくは伐採木等をチップ化したものを詰め、ろ過処理を行ってはどうでしょうか。

この現場でのその他にもたくさんのアイデアが出されました。

・瓦版による広報
・濁水、騒音対策
・住民配慮
・希少種、外来種対策
・橋脚(足場)を使っての掲示や表示、橋脚登りイベント
・現場周辺で伐採されている竹を利用し仮囲い
・工事による環境破壊に対する相殺や調和

今回視察した現場でもいずれも自然との調和がポイントになるように思います。
それはエコミーティンが掲げる大きなテーマの一つです。
現場での小さなとりくみがいずれ大きな活動になるよう願い、エコミーティング活動暑さに負けず頑張ります!