エコミ―ティング(自然環境配慮)

○○橋下部耐震補強工事  水の中の生きもの調査!!

現場を担当する監督さんから電話が入りました。

現場監督さん:「橋の耐震補強工事を施工するのだけれど、川の中に希少な生きものがいないか調べたいんだ、手伝ってくれない?」

自然環境課: 「もちろん、喜んでお手伝いさせていただきます!」

担当する現場周辺の生きものや自然環境に配慮して工事を進めようとする監督さんです。
加藤建設の現場監督さんは、みんなこんな感じですね!

さっそく、現場に駆けつけました。

まず、監督さんに現場を案内してもらいました。
この橋の橋脚を補強して、大きな地震が起きても耐えられるようにする工事です。


カゴ網を使って、どんな生きものがいるか調べます。


待つこと、数時間・・・・・・



カゴ網の中にお魚は入っているかな?


いました、いました。エビがいっぱい。お魚さんもいましたよ!


「う~ん、エビやお魚の顔とか、ヒレとか見たいけど、上からじゃ、背中しか見えない!」
現場監督さんが嘆いています。

自然環境課の出番です、こんな時は、観察水槽を使うとバッチリですよ。


まずは、エビから・・・・・・・




長いハサミを持つテナガエビ

縞模様をもつスジエビ


続いてお魚を・・・・・
ああ~!やっぱり、悪名高きブルーギルとカダヤシだ!


2つとも、外来生物法で特定外来生物に指定されています。
繁殖力が強く、各地で問題になっていますが、この川にも生息していました。

チョット待って!これはっ?
在来種のコウライモロコだ、絶滅危惧種のメダカもいる。


調査の結果は、特定外来生物もいますが、エビはどちらも在来種のエビですし、
コウライモロコも在来種、そして貴重なメダカも生息するという、
おもしろい環境を持つ河川でした。

現場監督さんも、
「メダカもいるの!それじゃ生息する生きものに影響を与えないように
しっかり考えて工事を進めないといけないね。」と言っていました。

どんな、環境を持つ河川なのかを知ったうえで工事を進めると、
より自然に対し配慮が出来るようになりますね!