エコミ―ティング(自然環境配慮)

『川の水を全部抜いて生物捕獲大作戦!』

皆さん、こんにちは!

今回は、水替え作業に伴う
大規模な生物保護活動の様子をご紹介します!


現場は、
東京都足立区を流れる“花畑川(はなはたがわ)”
ステキな名前の川ですよね♪


花畑川では、川沿いに緑地帯や散策路を設け、
人と河川との親和性を高めることを目的とした事業が展開されています。

こちらの整備工事を“株式会社東京三田組 様”が請け負っており、
加藤建設としては、そのうちの地盤改良工を担当する予定です。

工事を進めていく上で、どうしても水抜き作業を伴うため、
株式会社東京三田組 様より、保護の協力要請を頂き、
協働して生物保護活動を実施する運びとなりました。


それでは、当日の様子を見ていきましょう!

現場に到着すると、川の水はまだまだたっぷりある状態。

ここから8インチの水中ポンプ3台をフル稼働させて水を抜いていきます。


その間に、作戦会議!

今回のために、総勢20名以上のメンバーが集結しました!
これほどの人数で保護に挑むのは初めての試みです。


捕獲班 / 同定班 / 陸揚げ・放流班の3つにチーム分けをしました。

ポンプ稼働からしばらくすると…
ずいぶん水がひいてきました!


おっと!?
水面にはピチピチと生き物たちの気配が!
中にはとんでもなく大きな影も!

捕獲班がタモをもって川へ突入!(頼もしい背中…)


ヘドロに足を取られながらも、ガシガシ進んでいきます!
さて、上手に捕獲することができるかな?


すると・・・

とれたーーー!という歓声とともに、
皆さん、どんどん生き物を捕獲していきます!


コイやゲンゴロウブナ…
そしてなんと!こんな大きな“ハクレン”も!?


お、跳ねました!こちらもハクレン。


捕獲した生き物はクレーンで吊り上げて
一度、同定を行います。


つぎつぎに、生き物たちが運び込まれて、同定班はパンク寸前!?
種類や在来種・外来種を確かめて・・・


保護する生き物は、
陸揚げ・放流班が安全な場所へ、リリースしていきます。


この一連の流れを繰り返していきます。

皆さん、一匹でも多くの生き物を救うため、真剣そのもの。


中には、夢中になりすぎて
川と仲良くなった人も・・・


捕獲班 / 同定班 / 陸揚げ・放流班の見事な連携のおかげで、
ほとんどの生き物を保護することができました。

さて、皆さんお持ちかね
どんな生き物が見つかったかというと・・・

こちらです!
在来種は・・・

近年数が少なくなっているニホンウナギや汽水を好むハゼの仲間
モクズガニテナガエビなどの甲殻類など。


外来種は・・・
特定外来生物のオオクチバスブルーギル
他にも大型のコイカムルチーまでも。


非常にたくさんの生き物たちが見つかりました!
中には貴重な生き物も♪
大切な“いのち”助けることができて本当に良かったです!!


今回の保護活動はとても大規模で、やりがいのある活動でした!

参加したメンバーも
いのちを守ることの大切さ”、“生き物と触れ合う楽しさ”を再認識した様子です。

加藤建設としてもまたひとつレベルアップ↑↑↑することができました!


作成者:伴 拓哉