エコミ―ティング(地域コミュニケーション)

海部地域生物多様性セミナーを開催しました!!

8月23日に国営木曽三川公園 東海広場で、親子ふれあい・自然観察、体験教室を開催しました!

当日は、主に海部地域でお住いのご家族、総勢29名の親子がお越しになり、木曽川と長良川の間に位置する“背割堤”で、特有の自然環境や生き物についてご紹介し、生物多様性について理解を深めました。

それでは、早速その様子をご紹介します♪

はじめに、主催である愛知県尾張県民事務所海部県民センターよりご挨拶がありました。



続いて、二班に分かれて河川敷の観察と、草地の観察を行いました!



河川敷の観察では、“背割堤”の歴史、河川敷に生息するカワラマツバ、ウマノスズクサ、メハジキ、クズなどに加え、希少種のタコノアシ群落も紹介しました。変な名前の植物だね~!と言う声もありましたので、その由来を紹介すると、本当に“蛸の足”に似ているね~!と喜んでました♪


草地の観察では、バッタを採取しました♪
よーいドン!!のかけ声とともに、一斉にバッタを追い掛ける子供たち・・・
この日は風が強かったので、バッタさんも思うように飛べず、簡単に捕まえる事ができたようです(笑)
たくさんのバッタさんを観察していると、バッタの仲間だけでなく、キリギリスの仲間も見られたので、その違いについても解説しました♪


一方、その頃・・・
自然環境課の漁師軍は、次のプログラムの準備に追われていました・・・。
子供たちの笑顔を見たい一心で、必死に水辺の生き物を採取!(絶対に負けられない戦いがそこにある!)
その結果・・・、メダカ、テナガエビ、スジエビ、ハゼの仲間、トノサマガエル、ベンケイガニなどたくさん捕れました!!




さてさて、参加者の皆様が待望していた、水辺の生き物観察とカニ採取の時間がやってきました!

本当に喜んでくれるのかドキドキッ・・・ドキドキッ・・・

「それでは皆さん!水辺の生き物を観察してみましょう!」の声とともに、全員が展示コーナーに群がり、「おぉ~~スゲー!!」「このエビ、めっちゃ手が長い!!」と叫ぶ子供もいました!



(とても喜んでもらえたので、ホッとする漁師軍の皆さんでした・・・)

その後、この“背割堤”の象徴とも言える、ベンケイガニ採取にも挑戦してもらいました。



音を立てるとすぐ石の隙間に隠れたり、逃げ足も速いので苦労してましたが、なんとか捕まえる事ができた模様です。
っという事で、興奮覚めやらぬまま、無事に終了となりました。

今回の教室では、海部地域の自然環境と生物多様性について理解を深めるため、“背割堤”に生息する生き物と沢山ふれあってもらいました。
この海部地域にも、身近にはたくさんの生き物が生息しており、私たち人間は生き物の力を借りながら生活しているので、これからも彼らが住んでいる場所を大切にして行きたいものです☆



※本セミナーにご協力下さいました、尾張自然観察会の齋竹様に、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。