エコミ―ティング(自然環境配慮)

立田環境モニタリング

みなさんこんにちは

子供達はついに夏休み突入ですね。先月は猛暑日続きで7月はどうなることだろうかと心配していましたが、太陽さんはどこへやら、日本各地では大雨被害、おまけに台風まで来てしまいました。異常気象!と言われますが、地球の歴史で考えればほんのわずかなことなのでしょう。
我々にできる環境活動はほんの小さなことですが、みんなの小さな活動がやがて大きな輪になり豊かな自然・生活環境となることを目指しています。

さてそんなどんより蒸し暑い中、立田で行った環境活動の調査の報告です。

生物多様性をテーマとして行った環境活動は以下の2点です。
・玉石の撤去による植物の遷移拡大
・玉石護岸による多孔質空間の創出

①植生調査
まずは現場に生育する植物を調べました。

発見できたのは以下の6種類。
いずれも在来の植物で特に「タコノアシ」は準絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。

現場の定点写真がこちらです。

【施工前】




【施工直後】 2011年 5月




【施工後2か月】 2011年7月

全体写真ではまだ植生遷移がはっきりとは確認できませんが、実際には新しい芽が生えてきていました。

②水生生物調査

次に現場に生息する生物を調査しました。

現場は玉石護岸により多孔質な空間が形成されています。

網作戦は失敗しましたが、目視にてたくさんの生物が確認されました。

今回の調査では少しではありますが確実に植生遷移の進行が確認され、また水生生物においては多様な生物が確認できました。今後も植生遷移、生物においては生息数の変化についても追跡調査を行っていきたいと思っています。

調査結果は随時報告していきますのでお楽しみに!!