エコミ―ティング(自然環境配慮)

用地造成事業 ○○地区整地工事

こちらの現場は造成の工事なのですが、とにかく広いんです。
なんと10ha…100000㎡…広すぎます。
エコミーティングも実施したのですがほんとに広い。


この現場は、以前に水路の生態調査と植生調査を実施してまして…
広すぎて、かなり大変だったことを思い出しました。


ちなみに生き物の調査結果はこんな感じです。


中には希少なものも発見!! これは保護しないといけません。
ということで保護活動の計画を立案し実施しました。
水路撤去、BOX撤去、護岸撤去・復旧工

 ①水路の締切り
  ネットにより、施工範囲の締切りを行う。水は流動できるものとし、ネットの目は魚の往来が出来ない大きさとする。




 ②生物の捕獲
  締切り内の生物を追い込み捕獲する。




 ③生物の確認・放流及び駆除
  捕獲した生物の確認を行い、特定外来生物は駆除を、それ以外の生物は最下流側へ放流する。




④水路、護岸の撤去・復旧


実際の実施状況がこちらです。
冬なのに水の中に入って生き物の救出です。


救出した魚はその場で確認し、在来種は放流。
外来種は陸揚げして駆除します。

あと以前にこの現場で植物の調査をしたのですが、なななんと100種類以上も確認されました。
希少なものは確認されませんでしたが、
そのうち約4割が外来種…、在来種を守る活動をしていきたいなと感じました。

そんな話を現場の担当と話しながら現場を移動している時、
ふと空を見上げると鳥がホバリングしてるじゃないですか!!
 “あれっ?あの鳥なんだろう?”
 “あ~、あれは多分チョウゲンボウだよ。”
 “え~っ、猛禽類がいるんだ~、すごい。さすがビオトープ管理士だね”
 “これ見てみ、この前写真撮ったんだ”


う~ん。見事なチョウゲンボウちゃんです。
ハヤブサ類であるこのチョウゲンボウは、ちょっと小型。
そのせいか、鳥類の頂点に君臨する猛禽類の顔立ちとしてはカワイイ感じです!!
ということで最近色々な現場で活用されている環境掲示板を設置することにしました。
それがこちら。


 1)現場で見かけた野鳥の記録 
 2)現場で見つけた水路の生き物
 3)花咲く野草(在来種編・外来種編)

地域の方々に見てもらえるとうれしいです。