エコミ―ティング(自然環境配慮)

水路工事における生物保護活動

名古屋市港区での水路工事の現場で、既設水路の水替え工がありましたので生態調査、ならびに
生物保護活動を実施してきました。

現場の水路はこんな感じです。
新しい水路を作りながら、この既設水路を埋めて切り替えます。

 水替えをすると早速サギがやってきました。餌の小魚がいる証拠です。

【生態調査の実施】
今回は水路の幅がちょっと広かったので、現場で使用している飛散防止メッシュシートを活用して
追い込み漁を実施しました。

今度は、採取した生き物の同定作業です。
採取した数はかなりいましたが、種類はあまりいませんでした。 結果はこの三種類。

カダヤシは特定外来種なので、駆除しました(汗。

モツゴとスジエビは在来種ですので、ちゃんと下流までいって放流してきました。

採取 ⇒ 同定・選別 ⇒ 駆除・放流 の繰り返しで、ほぼ丸一日かかりましたが、
これで、現場の生態系を少しは守ることができたかなって感じです。

私たち建設業は、インフラ整備が仕事です。
でも、私たちの周りには、自然があり、植物や生き物がいます。
この花何だろう?この鳥はなぜここにいるのかな?この水路には何がいるかな?
ちょっとした疑問を持つことで、視野が広がることがあります。

自然や生き物と共存できるようなインフラ整備ができるよう、
コツコツとエコミーティングを進めていこうと思いました。

まだまだ寒い日が続きますが、体調には気を付けて頑張りましょう。