エコミ―ティング(自然環境配慮)

○○池 改良工事での啓発活動

みなさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2013年に入って、より一層寒い日が続いてますね。
今年もインフルエンザが猛威を振るっておりますが、皆さん大丈夫でしょうか?
病は気からともいいますが、気合いでインフルエンザを吹き飛ばしましょう。

さて今回は、エコミーティングを実践した現場を2件紹介します。

①○○池 改良工事での啓発活動
今回は、名古屋より北に位置する○○池にて施工中の地盤改良工事における活動です。
とても自然豊かなところで、稀少な植物や生き物が周囲にいるようなので、自然環境に配慮した対策や、
現場作業員への啓発活動を実施してみました。

【ハイブリッドバックホウの導入】
自然環境を配慮するならやっぱりハイブリッド重機でしょう。
ということで、現場ではハイブリッドバックホウを導入しています。
エンジン出力の余剰エネルギーや旋回時の慣性エネルギーを電気に変換し、重負荷時のアシスト動力源
として利用することで、燃費を40%低減しているようです。

【pH処理機・ろ過設備の導入】
どうしても改良工事の場合はセメントを使用するので表面水等のpHが上昇する場合があります。
ここでは、その影響をなくすため、炭酸ガスによるpH処理機を導入し、pHの上昇が確認された場合は
ちゃんと処理できる体制を整えました。
ちなみに毎日午前午後に一回ずつ、それとは別に気になった時には随時pHを確認しております。
あと濁水をろ過するようにフィルター材をタンクの中に設置しています。
もちろん非常事態に備えた薬剤(自然にやさしい中和剤)も、今回は常備していますよ。

【現場作業員への環境啓発】
なぜ環境に配慮しなくてはならないのか、何のために対策をするのか・・・。
仕事をしている従業員、作業員、全員が理解することで、ちゃんとした対応ができると思います。
今回は、現場周辺の環境の説明と対策の内容についてまとめ、作業員に周知するようにしました。
また、現場フェンスの見える箇所にもプリントしたものを掲示して啓発活動をしました。

外来種の持込・持出 対策
現場に持ち込む前に、ハイウォッシャーにて重機の
足回りをきれいにすることで、外来種の拡散を防止
するように努めています。
ちなみに工事後の搬出時にも同様のことを行います。

油流出 対策
現場で油が流出した場合の緊急対策『油止め蔵』を
設置しています。

濁水 対策
濁水を流出させないように排水流末部にフィルター材を
配置してろ過をしています。
おまけ
この現場では色々な生き物が
見つかりました。
1)アオサギ
2)スッポン
3)ウサギ
 (ネザーランドドワーフ)