エコミ―ティング(工事現場検討)

○○○流域下水道事業水処理施設築造工事

みなさんこんにちは
いよいよ師走突入ですね。あ~忙しい。我々建設業は工事中の長期休暇を嫌います。正月休みや盆休みです。その理由は『盗難』です。重機や発電機、鉄板・電線など盗難の話はどこからともなく聞こえてきます。長期休暇の場合、1日1回はパトロールの巡回を行いますが、夜中などはさすがに対応できていません。盗難された機器類はまず見つかりません。みなさんも出来る限りの盗難対策を。

今回は『○○○流域下水道事業水処理施設築造工事』に訪問してきました。

【発生材の有効活用(リユース)】
衣浦流域の下水道施設の築造の現場です。

この現場は、今ある浄化施設の隣に新しい浄化施設を増設するようです。

とても広くて大きな現場です。
ここでは、過去にバーチカルドレーンが施工されていたようで、掘削した時に排水層兼足場で敷設したRC砕石が大量に出たそうです。そこで、そのRC砕石を現場周辺の仮設道路に使用し、有効活用されたようです。現場で発生したものを、現場内でリユースする。
とてもすばらしいことだと思います。

このような下水処理設備は、主要部分は微生物処理なので、とてもエコなのですが、運転時に大量な電気を使います。
場所的に港湾部なので、自然エネルギー(風力や太陽光などによる発電)が利用可能と思います。設備工事の範囲になってしまうかもしれませんが、今後設備の仕様が自然エネルギー主体となればより環境に配慮できていいように思います。

イメージ写真(九州の響灘にある風力発電所です)

話は変わりますが、風力発電の設備容量は世界全体で120GW(=1.2億kW)になっているそうです。ちなみに2008年の統計によると、世界の風力発電設置容量(GW単位)は
◇1位:アメリカ25.170
◇2位:ドイツ 23.903
◇3位:スペイン 16.754
◇4位:中国 12.210
◇5位:インド 9.645

となっており、この5カ国で世界全体の4分の3を占めているそうです。
ちなみに日本は1.88GWで13位、はるかに及ばないです・・・。
これからの日本のがんばりに期待したいですね。(Wikipediaより抜粋)